アルスラーン戦記(10)

10巻の主役はクバード。腕っ節だけの人物かと思っていたが、戦略や統率にも優れていたとは。兵士ではない民衆を率いて、ルシタニアの軍隊を撃退するなんて、さすが万騎長は伊達じゃないってことか。厄介事が嫌いみたいだが、アルスラーンはどうやって彼を仲間に引き入れるんだろう。楽しみだ。

銀仮面卿もといヒルメスは、アルスラーンほどに将兵が集まらない現状に憤りつつも、それを打開するために自身のトラウマを乗り越えようとする姿は、敵ながらグッとくるものがあるな。