恋心を自覚したマキナが攻勢に出るも、今のところどれも空振りに終わっている。危うさがあるキャラしかいない本作において、マキナも例外ではないんだけど、ケジメを付けつつ渡くんのことは諦めないと宣言した態度は好感が持てる。石原さんより読んでて面白い。
石原さんの危うさはあいかわらず。 石原さんが性急な理由は紗月の存在だろうけど、渡くんの腰が引けてるのにもちゃんと理由があったのか。自身の出生にそんな背景があるなら、前向きでないのは仕方ないと思う。結局は流されちゃうんだけどね!
石原さんの母親も登場。最初は絵に描いたような理想的な家族かと思ったが、所々に描写される違和感。やはりまともな登場人物は出てこないのか。予想はしてた。まだ本性を表しておらず、今回はその片鱗だけ。娘を持つ親として気持ちは、まぁ理解できる。次巻ではこの母親がいろいろとちょっかい出してきそう。
- 作者: 鳴見なる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/09/06
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る