『渡くんの××が崩壊寸前(1)〜(5)』を読んだ

月刊ヤングマガジンで連載中の『渡くんの××が崩壊寸前』を Kindle でまとめ買いして読んだ。ラブコメなんだけど、ところどころサスペンスの香りが漂っていて、二つの意味でドキドキハラハラしている。登場人物みんな何らかの闇を抱えてそうで。

公式から引用。

『ラーメン大好き小泉さん』の鳴見なるによる、“三角関係＋妹”の日常崩壊ラブコメ。

「最悪の幼なじみ」「憧れの同級生」「ブラコンの妹」の3人の女性に主人公・渡直人が振り回される！

6年前に渡家の畑を荒らし、渡くんが恋愛に臆病になった元凶で、さらにはストーカーじみた言動も目立つけど、言うほど最悪の幼なじみではない。基本的に渡くんの味方だし。渡くんの恋の応援さえしてしまう、憎めないヒロイン。 6年前の事件は何か訳がありそうだけど、まだ明らかになってない。気になる。

渡くんは他の男の子とは違う、と一方的に潔癖なイメージを押し付けていると思ったら、一転、紗月に対抗心燃やしてキスより進みたがったり。渡くん憧れの同級生で、外見良し性格良しという正統派ヒロインなんだけど、どこか危うさがある。

渡くんが気になりだしたみたいだが、悲しいかな報われることはないんだろうな。結構好きなんだけど。渡くんと紗月と石原さんの三角関係を掻き回してほしい。

叔母の多摩代が渡兄妹を引き取ったのにも、理由があるみたいだ。少なくとも、親切とかじゃなさそう。さらに、もっともマトモに見える友人の徳井も、人に言えない趣味嗜好とか持ってそうな描写があって、もうね…。おいおい、主要な登場人物みんな何か抱えてるのかよ、って思ったね。

各自が抱えてる爆弾が爆発して、一転サスペンスとかは勘弁してほしい。そういう意味でも続きが非常に気になっているんだけど、月刊なので、単行本は年に2冊がいいところ。待ち遠しい。読者としては週刊に移籍して欲しいくらいだ。