五等分の花嫁(14)

五等分の花嫁は14巻でついに完結。風太郎は四葉を選んだけど、四葉がすんなり告白を受け入れなかったのは予想通り。転校の原因を作って他の姉妹に負い目を感じていたし、他の姉妹の気持ちも知っているし。そんな四葉に三玖は絶対に背中を押してあげないと宣言するが、それは他の姉妹の想いも背負ってほしいという、ある種のエールに思えた。自分は四葉になれないけど、四葉も自分にはなれない、と思えるくらい自分を好きになれた三玖の成長は感慨深いものがある。

そしてクライマックス。結婚式が終わって披露宴の前に最後の五つ子ゲームが。 ドレスの数が多すぎる伏線があったので、絶対何か仕掛けてくるとは思っていた。 風太郎が全員を当てていくところは胸熱で、五つ子を見分けられるようになったのはまさに愛だな。全ヒロインルートを描くことに挑戦するマンガもあるけど、五等分の花嫁はこの結末が一番。京都で出会ったのが四葉だと風太郎は気付いていないのが、再開してからの日々で四葉を選んだということなので、これがまた良い。