数学ガールの秘密ノート/式とグラフ

数学ガールの秘密ノート」シリーズの最初の巻である「数学ガールの秘密ノート/式とグラフ」を読んだ。数学の学び直しをずっとやりたいと思っていたので、難易度低めな秘密ノートシリーズから入るのがちょうど良いのでは、という目論見。

例えば、学生時代、恥ずかしながら比例の定義を意識して考えたことがなかった。授業でもさらっと流されたし。だから暗記。そんなものだと疑問を抱くことすらなかった。本書では、テトラやユーリが読者の依代。些細に思えるような疑問でもちゃんと質問するし、主人公である「僕」も、テトラやユーリの質問に真摯に答える。授業ではここまで掘り下げないことが多いだろう。

≪数式の世界≫と≪図形の世界≫を行ったり来たりして得られた新たな視点は、これまた学校の授業では授けられなかった。二つの世界が繋がったことで、理解度が上がったかも。ホント、テトラとユーリ、生徒役2人のおかげだな。

数学ガールの秘密ノートシリーズは、子どもが中学生になったらぜひとも読ませたい。その前に、まずは自分が続きを読み進めていこう。

≪数学を使って問題を解く≫とは

  1. ≪現実の世界≫から≪数学の世界≫に問題を移す。
  2. ≪数学の世界≫で問題を解き、解答を得る。
  3. ≪数学の世界≫から≪現実の世界≫に解答を移す。

最後に、上記は自分にとっての金言だった。高度な数学を身につけて、現実世界の問題を数学を使って解けるようになりたい。