『WEB+DB PRESS Vol.107』を読んだ

読み終わったので感想をメモしておく。

特集1 実践 CircleCI

CircleCI は Docker が使えるから開発環境と CI 環境を同じにできるのは、やはり強み。さらには Docker Compose で PostgreSQL や Redis といったミドルウェアもセットにして実行できるのなんて、最高過ぎて SaaS を使える会社が羨ましい。

CI は環境を用意するのが本当に手間。とくにデータベース。そして簡単に環境壊れるし。コンテナなら毎回クリーンな環境を準備できる。壊さないように気を使う必要もない。Docker コンテナが使えることを知った当時、CI 革命だと思ったね。あぁ、オンプレでも使いたい。でも管理したくないから、やっぱり SaaS がいいや。

特集2 iOS 12 最新活用

iOS 限定とはいえ、こんなに手軽に機械学習が試せるのは衝撃だった。機械学習は環境構築が一苦労。それに悲しいかな、効率を上げようと思うと、何かと金がかかる。この手軽さは、はじめの一歩に良い。

より複雑なことをやりたくなったら次のステップ。TensorFlow とかに進むといいんだろうな。Google Colaboratory が良さげなんだけど、いつまで使えるか分かんないから、直ぐにでも機械学習とりかかりたい。ちょうどネタもあるし。

特集3 UI 改善ビフォーアフター

自分は仕事でまさに業務アプリを開発しているが、さすがに本特集の悪い例ほどは酷くなかった。むしろ、本特集の良い例に近いかもしれない。業務アプリといってもパッケージなので使いにくいと淘汰される。UI の善し悪しは死活問題。

自分たちが感覚的にやっていたことが間違ってはいなかったので一安心といったところ。ただ、感覚的だと再現性がないので論理的にやっていかなければいけないな。

at the front 第1回 Chromiumから見る Webの未来

ようやくインタビュー連載が始まった。インタビュアーはまさかの mizchi 氏。フリーランスだし、ポッドキャストのホストやゲストの経験あるしで、フロントエンド界隈では適任ぽい。

Off-the-main-thread は worker の活用方法としてかなり有力。メインスレッドをブロックするから遅いのなら、メインスレッドをブロックしなければいいじゃない、と。iOS では非同期 UI 描画する強者もいて、プレゼンは個人的にインパクトあった。

speakerdeck.com

ブラウザでも同じようなことができるようになったら面白いので期待したい。

WEB+DB PRESS Vol.107

WEB+DB PRESS Vol.107

  • 作者: 大竹智也,浦井誠人,平野朋也,村田紘司,上野学,末永恭正,久保田祐史,吉川竜太,上野博司,牧大輔,西郡卓矢,桑原仁雄,小林謙太,竹馬光太郎,池田拓司,はまちや2,竹原,長谷川智希,北村壮大,WEB+DB PRESS編集部
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2018/10/24
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (1件) を見る