『僕だけがいない街(1)〜(9)』を読んだ

僕だけがいない街』をKindleでまとめ買いして読んだ。 過去にタイムリープしてしまう能力『再上映(リバイバル)』を持った主人公が、 母親の死をきっかけに18年前に戻って過去の事件の真犯人を追う、 というミステリー・サスペンス。

母親を救うために歴史を改変することを決意してからの主人公が、 とにかく行動的で格好良かった。 個人的に、真犯人が判明するまでが一番の山場。 そこに至るまでの展開、特に印象の操作が絶妙で、 真犯人が判明したときはまさに主人公と同じような気持ちになった。

あと、本作の裏ヒロインは主人公の母親なんじゃないか。そう思うくらい見せ場多い。第一印象で勝手にろくでなし系と思っていたら、まったく逆で、むしろ親の鑑だった。ごめんなさい。

本編は8巻で終わっているので長さも丁度良い。 ページをめくる手が止まらず、つい一気に読んでしまった。 アニメ化だけでなく実写映画化までされたのも納得だ。