『アルスラーン戦記(1)〜(8)』を読んだ

アルスラーン戦記が完結したというニュースを見て、興味を持ったので Kindle で読んでみた。といっても読んだのは小説版ではなくて漫画版だけど。

漫画版の作者は『鋼の錬金術師』を描いた荒川弘氏。アルスラーン戦記鋼の錬金術師の間で通じるものがあるのか、キャラクターのビジュアルや性格付け、世界観のどれも物語に全然違和感が無くピッタリ。 シリアスとコミカルのどちらを描かせても非常にレベルが高く、これ以上ない人選だと思う。

アルスラーン戦記は、大国パルスの王太子アルスラーンが主人公。パルスは物語が始まって速攻で敵国に落とされてしまうんだけど、敵の手を逃れたアルスラーンが国を取り戻すために、仲間を集めて旅をするという大河ファンタジー。 国を取り戻すまでが第1部らしい。

最初は優しいが頼りないアルスラーンだが、ダリューンナルサスといった超有能な部下を供に試練を乗り越えていくにつれ、王にふさわしい人物へと成長していく。特にナルサスの教えは、上に立つものはこうあるべきというもので、勉強になる。自分も部下をもつことがあれば心がけたい。