はじめに
「あなたが変わる「話し上手」の法則」を読みました。この本は現在受けているコーチングの先生に薦められた本です。喋りは得意ではないので、本書で基本を勉強。
- 作者: 田中省三
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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本書のポイント
本書のポイントだと感じた部分を抜粋。
- 誰もが抱える「話し方」の悩み
- 緊張して頭が真っ白になる
- 話が脱線してばかり
- 最初から細かいことを話してしまう
- 結論を後回しにしてしまう
- 聞き手の立場を忘れてしまう
- 「自分が聞き手になったら?」の視点が重要
- 話し方を変える2つのポイント
- 何を話すのか?
- 「聞き手が興味・関心を示してくれることは何か」をあぶりだす
- どのように話すのか?
- 伝えたい内容を、どのような順番で話すのか
- 何を話すのか?
- タイトルの極意は三つ
- 伝えたい内容をハッキリ簡潔に表現したタイトルにする
- 「早く聞いてみたい!」という気持ちにさせるタイトルにする
- 「聞き手にとってのメリット」を入れ込んだタイトルにする
- 話の順序はトップダウンで
- 細部を後回しにして、全体像や重要なことを先に話す
- PR法
- ポイント・意見(結論)を話す
- 次に理由を話す
- PREP法
- ポイント・意見を話す
- 理由を話す
- 具体例を話す
- 最後にもう一度ポイント・意見を話す
- SDS法
- 聞き手に、これから何を話すかを要約して話す
- 本論を実際に詳しく話す
- 最後にもう一度何を話したのかをまとめる
- 物語法
- 今まではどういった事例・流れ・背景があったのかを話す[過去]
- その結果、現状はどうなっているのかを話す[現在]
- その現状に対して、何を提案するのかを話す[提案]
- その提案が実現したら、どのような明るい未来が訪れるのかを話す[未来]
- 表現に磨きをかける三つのポイント
- 表現の引き出しをたくさん用意する
- 比喩を巧みに使いこなす
- 数値やデータを示して、聞き手を納得させる
- 引用を上手く使うと、話に説得力が生まれる
- 「たとえば・・・です」といった具体例を使う
- 自分の体験談を話すとリアリティと説得力が増す
- 上手にエピソードを使う
- 自分の声を100%有効活用する
- 話が上手な人の「マネ」をする
- ボディーランゲージで聞き手の心をつかむ
- 身振り手振りは大きめに
- 表現の引き出しをたくさん用意する
感想
本書では多くの人が陥る失敗の原因、それを克服するための心構え、そして実際に話をするときの参考になる「型」が紹介されています。話すことに苦手意識を持っている人(私も含め)は、まずは本書で紹介されている型を身に付けてから、自分なりの個性を出していくのがいいでしょう。
上手に話すには訓練が必要です。でも、話し方って学校では大抵教えてくれませんよね。私は教わりませんでした。知識だけじゃなくて、話法や勉強法とかも教えていいと思うんですけどね。「正解」が1つじゃないから、教科書は作りにくいですけど。