人を動かす 新装版

最近、マネジメントにも興味がでてきたので、名著として名高い本書を読んでみた。 といっても、自分は現在マネージャーではなくエンジニアだし、この先マネージャーにキャリアチェンジする予定もないけれど。 他のチームと交渉することはあるし、後輩の指導を行う可能性もあるので、読んで損はないだろう。

本書が掲げる原則のうち、自分に関係がありそうなのは「人を動かす三原則」「人を説得する十二原則」「人を変える九原則」。これらの原則に共通して見られたのが「ほめる」ことだった。批判するだけではだめ。ほめて伸ばす。叱って伸ばすなんて論外。まったくその通りだと思う。読んでいて頷きが止まらなかった。

注意するときも、「こうすればもっとよくなる」という風な表現に変えるだけで、はるかに受け入れやすく感じる。 相手に気付かせたり、相手に思いつかせるように仕向けるところなんかは、コーチングに近いかも。 そういった原則について本書には具体的なエピソードがたくさん掲載されていた。 昔のエピソードばかりだけど雰囲気はつかめる。 仕事だけでなく、プレイベート、とりわけ子育てにも生かすことができそうだった。 読んで満足するだけで終わらず、実践しなければ。

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版