週刊少年ジャンプで連載中の『ぼくたちは勉強ができない』をまとめ買いして読んだ。
週刊少年ジャンプのラブコメを買ったのは、記憶にないので、もしかしたら初めてかもしれない。
絵が上手いし、主要なキャラクターがみんな魅力的でツボった。
受験を題材にしたマンガは数あれど、天才の教育係というのは新しいし面白い。
ヒロインがみんな主人公より勉強できなくて勉強を教わるだけだと、魅力がだいぶ減ってしまっただろうな。
文系の天才・文乃は苦手な理系へ、理系の天才・理珠は苦手な文系への進学を希望するも、苦手分野の成績が壊滅的。
努力型の秀才・成幸が教育係として、そんな2人に勉強を教える。
物語開始後少しして、3人目の水泳の天才・うるかが追加されるが、
最初から登場しなかったのは予定通りなのか、テコ入れだったのか。
このマンガの序盤はうるかで持っていたといっても過言ではない活躍だったと思う。
幼馴染というか腐れ縁というか、そんなポジションで、
最初から成幸に対する好感度MAX。
そこに意外と乙女で料理上手ときた。
成幸からは気付いてもらえないどころか、勘違いされちゃう不憫なところがありすぎるが、それでもヒロインレース本命か。
理系の天才・理珠は小動物的な魅力がある。
ムスッと頬をふくらませるところなんか特に。
最初、うるかの対抗馬としてデッドヒートを繰り広げていたように見えたが、
最近はほかのヒロインに押されがちな気がする。
1巻の表示だったのにね。
最近は文系の天才・文乃の株が急上昇中。
早々に恋愛戦線離脱したと思ったら、
応援する側になってから本領発揮。
うるかと理珠の間で板挟みになって苦労したり、成幸に毒吐いたりする姿が、
見た目清楚なだけにギャップがあって面白い。
それに戦線復帰も遠くなさそう。
2巻から登場する初代教育係の桐須先生は、もはやヒロイン昇格にしたと言ってていい活躍っぷり。
コスプレ要員と化してしまってるけど。
人気投票で3人娘を押しのけかねない勢いだと思う。
ポンコツっぷりが板について、
最初のクールな印象はどこへいったのやらといった感じだが、それがいい。
先輩は見た目中学生かってくらいちっこいけど、面倒見良い姐御。
ヒロインの中で唯一、成幸をからかえる立場と性格の貴重なキャラクターで、
良いアクセントになっていると思う。
主人公の成幸は、男から見ても好印象。
ラブコメの主人公が好意に対して鈍感なのはお約束として、途中何度か浮上する疑惑を勉強する姿で黙らせていくところなんかカッコイイ。
このマンガのヒロインたちは、
ビジュアルが可愛いのは当然あるとして、
みんなに何らかのギャップがあるのが魅力だと思う。
キャラクターデザインの勝利だな。
絵に惹かれて買ったけど、
ストーリーも期待以上で、
今のところどの回も面白い。
外れの回がない。
毎週楽しみにしているマンガの1つになった。