Rebuildで絶賛されていた『三体』が気になったので購入。 三体は三部作で、二部の日本語翻訳版がちょうど発売されたばかりだ。 小説を読む習慣がない上に、SF を読むこと自体初めてだけど、 頭から雑念を追い出して読むことに集中できた。 瞑想に近い感覚。 読書はストレス発散に良いというのも頷ける。
この三体、最初はマトリックスみたいな外の世界の話かと思っていた。 科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉なんて、絶対宇宙の外側からの干渉でしょ、って。 外は外でも地球の外、異星人とのファーストコンタクトものだったとはなぁ。 物語が進むにつれてスケールが、国や地球、銀河の枠を超えていく。 そして、謎が次々と明らかになっていった。 ゴースト・カウントダウンの正体も。
物語のテンポがあまりに良すぎて、1日1章ずつゆっくり読み進めていくつもりだったのに、 うっかり一気に読み終えてしまった。誤算だ。 積読が多いのですぐに続きを、とはいかないけど、二部以降も必ず読もう。 ただ、科学技術用語が目白押しで、自分はソフトウェアエンジニアなので普通に読み進めることができたが、 SF を読み慣れているとかでないと挫折しそうで、家族には勧めづらいな。