ペーパープロトタイピングファースト

Xamarin が個人開発者なら無料で使えるようになったので、 さっそく iOS アプリを作り始めた。 いつもならすぐにコードを書き始めるんだけど、 今回はちょっとやり方を変えて、 ペーパープロトタイピングから始めている。

ペーパープロトタイピングの良いところは、なんといっても、紙とペンさえあれば出来る手軽さ。 作るのも修正するのも簡単なので、試行錯誤するのに最適。

仕事でアプリを作っている人なら、 ペーパープロトタイピングはもはや当たり前にやっていることだと思う。 その有効性については、ネットで検索すればたくさん記事が見つかる。 ただ、プライベートプロジェクトとなると、ついコードを書きたくなってしまうんだよね。 過去にプライベートで作ったアプリは、どれもすぐにコーディングに入っていた。

これまでを振り返ると、コード書いていて手が止まったときって、 UI をどうしようって考えるときが大半だった。 デザインと導線を固めてからコーディングに着手することで、 開発時間が短縮できるのではという期待感はある。

ペーパープロトタイピングだけだと、 導線の良し悪しが分かりづらい。 そこで、POP というアプリを使って、 ペーパープロトタイピングからモックを作っている。

popapp.in

紙に書いた絵をカメラで取り込んで、 画面遷移などの簡単な動きをつけることで、 実際のアプリに近いモックが作れる。 便利。 あと、POP はスケッチパッドの PDF を Web で公開しているので、 それを使わせてもらっている。

https://popapp.in/sketchpad/

なんで今回ペーパープロトタイピングから始めたかというと、 プライベートでアプリの開発時間を捻出するのが難しくなった、 というのが主な理由。 1日30分がせいぜい。 その時間を最大限有効に使いたい。 ペーパープロトタイピングなら、やろうと思えばどこでも出来る。 それこそ、電車の中でも。 POP を使ってモックを作る作業なんかは、電車の中や 隙間時間でやるのにもってこい。

自分みたいに、 なかなかプライベートでまとまった開発時間を捻出できない人がアプリを作るなら、 このやり方が適しているんじゃないかな。 まぁ、まだ成功したわけじゃないから断言はできないけど。 今回上手くいったら、ずっと同じやり方を続けていこうと思う。