Xamarin 実質無料

Build 2016 で Xamarin が Visual Studio に付いてくるって発表があった。 しかも全エディション。 Community Edition にも付いてくるから、個人開発者は実質無料ってことになるね。

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Xamarin Studio は Visual Studio Community Editionと同じようなライセンスらしいので、 Macユーザーも個人開発者は実質無料。 いやぁ、驚いた。

2月に Microsoft が Xamarin を買収することを発表してから、 .NET 開発者はみんな期待していたんじゃないかな。 ライセンス料が安くならないかなって。 Xamarin のライセンス高かったからね。

大多数の希望は無料化。 Microsoft が Xamarin のライセンスで儲けることが目的とは思えないし、 むしろ無料で提供して C#iOSAndroid のアプリを開発する人を増やし、 あわよくば Windows のプラットフォームにも同じアプリを出してもらう。 そのほうが、Objective-C をビルドしたり、 Android アプリを頑張って動かすよりも健全に思える。 一部で、MSDN に含まれる方向が現実的って意見も見かけたけど。

Microsoft は開発者の期待に見事答えてくれた。 ランタイムがオープンソース化されるから、むしろ期待を超えてきた。 ソースコードが公開されたら読みたいね。

さっそく MacBook に Xamarin Studio 入れてみた。 とっつきにくいなって思ったのは最初だけ。 慣れてくると良いかもって思えるようになってきた。 操作性や機能を Visual Studio と比べるのは酷ってものか。 そこは Rider に期待。 ReSharper や IntelliJ IDEA 開発元の JetBrains が作る、クロスプラットフォームで動く .NETIDE。 楽しみだ。

クロスプラットフォームでアプリ開発というと、以前 RubyMotion を使ったことがある。 Objective-C が嫌だったのと、Ruby で開発できることに魅力を感じて、一度ライセンスを購入した。 ただ、すぐ後に Swift が出て RubyMotion めっきり触らなくなったな。 そして今度は Xamarin。 普段一番使っている C#iOSAndroid のアプリが書ける。 しかも全機能が無料。 自分はもう RubyMotion を使うことは無いだろうな。

ちょうど作りたいアプリがあったので、Xamarin でアプリを何個か作ってみようと思う。 気になるのはライブラリ。 RubyMotion では CocoaPods が使えた。 Xamarin ではどうなんだろう。 もし Objective-CSwift で書かれたライブラリが使るのだとしたら、開発が捗りそうだ。 その辺りは作るときに調べて、ブログに書くとしますかな。