個人で Web サービスを作るなら、コードを書くだけでなく、デザインも手がけなければいけません。もうプログラマーといえど、デザイン能力が必要な時代。Webサービスのデザインがダサいと、使う気が失せるって人もいるでしょうし。
いろんなブログのレビューを参考に、デザイン関連の書籍で評判が良かった『ノンデザイナーズ・デザインブック』を購入しました。
タイトル通り、非デザイナー向けの、デザインの基礎が学べる本です。
本書で私が重要だと思うのは次の4つ。
- 近接
- 関連する項目がいくつかあるなら、それを近接させてグループ化
- 直接の関連を持たない項目は離す
- 関係の近さや重要度を示すために項目間の空きに変化をつける
- 整列
- すべてのオブジェクトが他のどれかのオブジェクトの端と揃うようにする
- 製列がしっかりしていれば、時には製列を崩すことを「選択」できるようになる
- 反復
- 一貫性をさらに強化したもの
- 約物、書体、線、色など、すでに繰り返し使っている要素を見つける
- その一つを強調して反復の要素として使えないか考えてみる
- コントラスト
- 罫線、書体、色、空間的な関係、方向など、さまざまな方法でコントラストを付けることができる
本書はこれが全て。これらのポイントを押さえておけば、素人丸出しのデザインだったものが、正しく情報を伝えることができる、見やすいものに変わります。
ただ、本書だけで Web サービスをデザインできるか、といわれると難しいかな。少なくとも私の場合は。『カッコイイ』『おしゃれ』『可愛い』といった方面のデザインを扱っていないので。そういった方面のデザインは別の書籍で補う必要がありますね。
- 作者: Robin Williams,吉川典秀
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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