日本初の Titanium Mobile 入門書。発売日にゲットして、ようやく読破。サンプルを実際に試しながら読み進めたので、時間かかりました。
本書は、Twitter クライアントと食べログクライアントを作成しながら、Titanium Mobile の使い方や、Android と iOS の違いを説明する、という形になっています。手を動かしながら使い方を覚えられるし、Android や iOS のアプリを開発したことがなくても理解できる内容です。JavaScript の文法は知っておく必要がありますけどね。
本書を読みながらサンプルを打ち込んでみたんですが、こんなシンプルなアプリでも所々で OS の違いを回避するためのコードを書かないといけないのか、というのが正直な感想です。iOS と Android で使えるコンポーネントが結構違います。
Android と iOS を両方サポートしようとしたら、if で分岐しまくるしかありませんね。もしくは、デザインパターンを駆使して、OS の違いを上手く扱うフレームワークを作るとか。簡単なアプリなら if で回避して済ませますが、凝ったアプリを作る場合、私なら Objective-C や Java で開発するかも。
Titanium Mobile はシンプルなアプリの開発に向いてると思います。本書のサンプルにあるような、Web サービスのクライアントなんてぴったり。そう考えると、本書の内容は Titanium Mobile の入門には十分ですね。
Titanium Mobileで開発するiPhone/Androidアプリ (Smart Mobile Developer)
- 作者: 北尾雅人,増井雄一郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2011/06/10
- メディア: 大型本
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