『小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記』はインフラ入門者の教科書

技術書のコーナーで一際異彩を放っていた、場に不釣合いな可愛いイラストに惹かれて購入してしまいました。

技術書は小難しい文章がずらずら〜っと並んでいるものが多いので、初心者は読み始めるのに心の準備がいります。少なくとも私の場合はそう。それに対し、本書は手書きのゆるいイラストが満載なので、読み始めるハードルは低いです。

また、「イラストが多くて読みやすい=範囲が狭い」ことも多いですが、本書の範囲は TCP/ID や DNSSMTPSSL などなど、インターネットを構成する要素をほとんど網羅しています。なかなかのボリューム。

読み始めのハードルが低いので、本書はインフラの入門書として最適。この後、『インフラを支える技術』や『Web を支える技術』のような突っ込んだ内容の本に進んで、実践向けの知識をつけると良いです。

小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 ――インターネットやサーバのしくみが楽しくわかる

小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 ――インターネットやサーバのしくみが楽しくわかる