テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER

年末に「テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER」がセールになっていたので購入し、年明けからプレイ開始。テイルズシリーズは久しぶりだ。デスティニーのリメイク版以来な気がする。テイルズシリーズでも評価が高いとされている本作。

主人公のユーリは、テイルズシリーズの主人公らしくない。20歳で成人してるし、ビジュアルは黒髪に黒い服と、黒ずくめ。幼馴染の騎士・フレンの方が主人公っぽい。10代の主人公だと悩んだり迷ったりすることが多いのに対し、ユーリは自分の芯がしっかりしていてブレない印象。自分の中に確固たる正義があって、その正義を執行する様はダークヒーローさながら。過去にプレイしたテイルズシリーズには無い主人公で気に入った。

一方でヒロインのエステルは、性格・ビジュアル・ストーリーにおける重要度すべてにおいて、正統派ヒロインだった。ただ、回復だけでなく、意外と攻撃性能も高くて、バトルで重宝したのは嬉しい誤算。

戦闘ではユーリ、リタ、エステルの3人は外せなかった。最後の1枠、最初はカロルだったけど、合成素材を集める段階ではラピードになり、最後は耐久力のあるフレンと変わっていった。それよりも、サブイベントを積極的にこなすと手に入る魔装具の、真の力が解放されたときのバランスブレイカーっぷりが凄まじい。装備して敵を1対倒したら攻撃力が1増えるから、ユーリはMAXの9999まで上がった。通常攻撃で1撃1万近くダメージを与えるのは反則級だな。EX ダンジョン攻略が捗った。

100時間近くプレイして、メインストーリーと 3 つの EX ダンジョンをクリア。魔導具泥棒を追って始まった旅は、途中ギルドと帝国を巻き込み、最後は世界を救う旅になるのは良くあるストーリー。ラスボスとユーリたち、お互い世界を救おうとしているのに、方法とそれに伴う結果が違うために戦わざるを得ない。ラスボスを絶対悪として描かないのは、テイルズシリーズで結構ある気がするな。

主人公はテイルズシリーズの中でも、一番気に入った。作品としても、自分の中でテイルズオブジアビスと1位2位争う。遊びごたえのあるゲームだった。