波よ聞いてくれ(7)

引きこもりの更生に自身のラジオ番組の企画として挑むミナレ達なんだけど、最後の手段と思われていた暴力沙汰に開始1分でなってしまうのは、観てる分には痛快で面白いが、当事者だったらたまったもんじゃないだろうな。まぁ、引きこもりの男とその家族みんなワケありで、個性的なキャラクターばかりだから、それでも成り立っちゃうんだが。中原はミナレのどこに惚れたんかね。

そんな風なマンガなので、作中で北海道の地震を扱ったのは驚いた。北海道が舞台で、かつラジオの社会的役割を考えれば、扱わない方がむしろ不自然か。リアルな地震の描写は、当時のニュースでは伝わってこなかった臨場感というか、現場感が伝わってきた。

波よ聞いてくれ(7) (アフタヌーンコミックス)

波よ聞いてくれ(7) (アフタヌーンコミックス)