かぐや様は告らせたい(16)

16巻は冬休み編。会長とかぐやのデートでは、かぐやが会長に想いを伝える場面をどんな演出にするんだろうと思っていたら、まさかの白銀父の語りだった。この演出は斬新…かもしれない。会長とかぐやのセリフがほとんど無いという、溜めに溜めてからの、かぐやのセリフの破壊力たるや。

一方、石上とミコとつばめの関係は拗れそうで、この漫画に似つかわしくないドロドロ三角関係に発展しないか不安。会長とかぐやみたいな恋愛頭脳戦には、まずならないだろうからなぁ。

ややシリアスな話も含んでいた16巻の中で、マキと藤原書記の存在はある意味癒しだな。藤原書記の顔芸はもはやヒロインにあるまじきレベル。一応、本作のヒロインなんだけどね。

マキの方は、まさか双子の弟がいて、それがあの四条帝だったとは驚きだった。四条帝といったら全国模試で会長の名前の上にあったわけで、いずれはかぐやを巡って争うラスボスなのでは、と噂されていたが、マキの弟ならその展開はなさそうだ。