ぼくたちは勉強ができない(12)

12巻でついに真冬先生の過去が明かされたわけだが、思っていたのとちょっと違っていたな。

てっきり、高校時代に一時的にフィギュアスケートを離れた時期があって、そのブランクを取り戻せず、フィギュアスケートの道を断念したことを後悔してるんだと思ってた。

そうではなくて、進路にフィギュアスケートではなく教師の道を選んだけど、なろうとしたスタイルの教師が自分に向いていなかった、憧れた恩師のような教師になる才能はなかった、と。そういう後悔だったのか。

ただ、 そこから方針転換して、生徒の才能を優先させるようになったわけだけど、その方針は決して間違ってるとは思わないな。やり方が不器用だっただけで、教え方も上手みたいだし、ちゃんと教師としての才能はあるでしょ。成幸の影響は受けてるだろうけど。

そんな成幸の活躍もあって、真冬先生もようやく過去の呪縛から解放されてめでたしめでたし。