かぐや様は告らせたい(12)

文化祭までに告白されなかったら自分から告白すると決意した会長。決意した男はさすが違う。怒涛の攻勢にかぐやもタジタジ。ただ、あと一歩というところで決め手に欠けるのは相変わらずだった。本番はやはり文化祭だろうな。

予想外の会長の攻勢を受けて、かぐやもとうとう観念したみたいだ。会長の決意とほぼ同時にかぐやも自分の気持ちを認めてしまうのは予想外だったな。今までは相手に告白させようと策を巡らせていたのが、文化祭ではどちらも自分から告白するために策を練ることになるのか。どちらがうわ手か見もの。

時は遡って、ついに会長とかぐやの出会い、1年春の話が。氷のかぐやと呼ばれていた時代だが、損得勘定とはいえ誰も動けずにいた状況で行動を起こしたのはさすが。見返りもなく汚れられる人間とは相容れないと言っていた彼女の氷がどういう経緯で溶けていくのか楽しみ。

白銀(当時は会長じゃないので)は特待枠にギリギリ滑り込みで入学し、そこから学年1位かつ生徒会長にまで成り上がったのか。入学当初は学園に馴染めず荒れぎみだったが、そんな彼が生徒会長になるためとてつもない努力を続けることになるくらい、かぐやとの出会いは衝撃的だったんだろう。かぐやがいなければ白銀もまた、くすぶったままだったかもしれない。

次の過去編は1年夏の話を予定しているみたいだが、そこでかぐやが白銀を認識するイベントがあるんだろうな。生徒会長選挙は夏の終わりごろだったはずだから、生徒会長選挙での白銀の大立ち回りが見られるかもしれない。期待大。