3月のライオン(14)

島田八段と林田先生が、まさかこれほど急接近するとは夢にも思わなかったな。林田先生にとって、島田八段は憧れの存在でもあるわけだし。あかりを巡っての攻防が繰り広げられるかと思いきや、お互い仲良くなってしまい、身動きとれなくなることも十分ありえる。そうなるとキーマンはあかりなんだけど、ちょっと先が読めないな。

そんな二人を焚きつけた桐山は、ひなから恋愛対象として見られておらず、あかりの相手にピッタリと言われる始末。ただ、どうもそれはひなの本心ではなさそうだった。妻子捨夫のせいで恋愛に臆病なっている節がある。いじめや捨夫など、一年で彼女に降りかかった災難はとても大きかった。それでも今が楽しくて嬉しいとひなが言えるように尽力した桐山は、相手として相応しいよね。