『ゴールデンゴールド(1)〜(4)』を読んだ

Kindle 版の 1 巻が無料だったのを見つけて、 そういえば「このマンガがすごい!」で紹介されていたなと思い出し、 試しに読んでみたらハマってしまった。 4 巻まで一気に読んでしまった。

どんなマンガかは、Amazon に載っている公式のあらすじを引用。

福の神伝説が残る島・寧島で暮らす中2の少女、早坂琉花。ある日、海辺で見つけた奇妙な置物を持ち帰った彼女は、ある「願い」を込めて、それを山の中の祠に置く。すると、彼女の目の前には、“フクノカミ”によく似た異形が現れた――。幼なじみを繋ぎ止めるため、少女が抱いた小さな願いが、この島を欲望まみれにすることになる。

ジャンルは正直わからない。 ホラーのような気もするけど、違う気もする。

人とお金を吸い寄せるフクノカミの影響を受け、 祖母の町子や幼なじみの及川をはじめ、 島のみんなが次第におかしくなっていく。 お金の魔力に狂わされていったのか、 それともフクノカミに操られているのか。 今のところ両方って感じだ。 町子の顔がたまにフクノカミになったりするし。

フクノカミは不気味だけど、どこか可愛らしさがある。 昔、キモカワイイという言葉があったと記憶しているが、 それにちなんでブキミカワイイとでも言おうか。 どうも琉花の願いを叶えようとしているみたいで、 憎めないところがある。 それが存在意義みたいなものなんだろうけど。

町子たちを正気に戻すために、 島の歴史からフクノカミについて調べたり、 閉じ込めようとしたりするものの、 どれもうまくいかず、 フクノカミの影響はどんどん広がって行く。 フクノカミを狙う人物まで登場し、 この先どうなるのか読めない。 このままいくとバッドエンドになりそうな予感がする。 それだとちょっと救いがないので、 せめて琉花だけでも救われる展開であってほしい。