『Extensive Xamarin』の Kindle 版を読んだので読書メモなど。
第1章 Embeddinator-4000の設計と実装
Embeddinator-4000 が想定する「ネイティブアプリケーション開発者が .NET のライブラリを利用する」ユースケースの需要は、キラーライブラリの出現次第かも。.NET Standard 対応のライブラリは今後増えていくだろうから、可能性はあると思いたい。
あと、Xamarin プラットフォームの仕組みについても書かれていて、Xamarin.iOS と Xamarin.Android の復習もできた。 中の人の記事が読めるのは、ホント貴重。
第2章 Xamarin. Macアプリケーションの配布方法
まったく無名の状態で macOS アプリをリリースするなら、AppStore で配布もありだが、SNS などで自力で宣伝できるなら AppStore で配布するメリットがたいしてなさそう。AppStore 必須にでもならないかぎり、自分も使わないだろうな。
第3章 Plugins for Xamarin & Unit Test
Xamarin 向けの NuGet パッケージで使われるテクニック Bait and Switch は、名前だけ知っている状態だったので、実際どんなものか知ることができて良かった。
第4章 MonkeyFest 2017参加レポート
海外のカンファレンスに応募するところからの記事を読めるのが同人誌ならでは。
第5章 世界を広げる Microsoft Cognitive Services
Cognitive Services の導入方法はわかったが、これを使ってどんな面白いことができるか思いつかなかった。
第6章 IL2Cプロジェクト
.NET の IL を C 言語のソースコードにトランスレートするツールの開発記事は、非常に面白く読めた。ちょうど、コンパイラやトランスパイラを書いてみたいと思っていたところだったので、この記事で出てきたノウハウは参考になりそう。評価スタックのところで、スタックをローカル変数に置き換えたのは、なるほどその手があるのかと感心した。
Extensive Xamarin ─ひろがるXamarinの世界─ Essential Xamarinシリーズ (技術書典シリーズ(NextPublishing))
- 作者: 榎本温,杉田寿憲,中村充志,平野翼,久米史也,松井幸治
- 出版社/メーカー: インプレスR&D
- 発売日: 2018/02/09
- メディア: Kindle版
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