これまでにアイデア作りに関する本を数冊読みましたが、それらの本に200ページほど使って書かれていたことが、本書ではたった100ページちょっとにまとまっていました。いや、本書の後半は翻訳者による解説だったから、実質60ページ程度。たったこれだけのページ数にアイデア作りの本質が濃縮されていました。
本書の言う『アイデアの作り方』を簡単に説明すると次の通り。
「え!?たったこれだけ?」って驚く人がいてもおかしくない内容です。でも、上記のステップと似たような経緯で、アイデアを閃いた経験がある人は多いんじゃないでしょうか?私の場合、仕事でアプリケーションの実装方法を考えていて、ネットで調べたり、サンプルコードを書いては廃棄を繰り返し、結局思いつかなかったので諦めて帰ったら帰宅途中で閃いた、なんて経験が多々あります。
巷のアイデアに関する書籍の多くが、本書の内容に情報収集や整理の方法をいろいろと付け足したようなものだと思えました。正直、アイデア作りに関する書籍は本書だけ読めば十分です。
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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