はてブで見て気になったので読んでみました
発行されたのが2005年なので、情報は古いけど、今でも使えそうな情報が載っていました。気になった箇所をメモ。
安く買って高く売る、が基本原則
「買いの基準」は、世界標準の2倍お買い得の水準(PER10倍以下)
「売りの基準」は、世界標準(PER20倍)
普段買い物するとき、良いものをできるだけ安く買おうとしますよね。あれと一緒。
ちなみに、PERは、会社の収益力(利益)から見て、今の株価が割安かどうかを測るものです。株価を1株あたりの利益(1株益)で割って求めます。
PER が低ければ何でもいいというわけじゃない
- 経営状態に問題を抱えているために低く評価されて、低PERになっている株
- 経営状態は良好なのに、低PERになっている株
経営に問題があって PER が低くなっている場合もあります。他の指標もチェックして、そういった企業の株を買わないで済むようにしたい。
株主資本比率50%以上
- 借金より株主資本(自己資本)のほうが多いから、いつ銀行から「返せ」と言われても大丈夫なはず
- 本業で2〜3年損を出しても、資産で十分にしのげる
- 財務的に余裕があるから、経営者は正々堂々と経営したり発言している可能性が高い
問題企業を排除
- 売上高伸び率5%以上
- 経常利益伸び率5%以上
- 過去3〜5年間の業績が順調に拡大している
業績のトレンドを見ること。
資産から見て割安かどうか、という基準も加える
PBR1倍以下
PBR は、その会社の資産から見て今の株価が割安かどうかを測る指標。株価÷1株純資産で計算する。PBR が1なら定価どおり。PBR が1より小さいなら割安。
中途半端に株価チャートは見ない
- 時間がかかり、仕事や生活に影響が出る
- 理詰めで行うことができず、個人のセンスが問われる
チャートを読むのは時間がかかるので、忙しい会社勤めを続けながら投資を行う場合、生かすのは難しい。それならいっそのこと最初から頼らず、他の基準で株の売買をした方がいい、という主張。
投資に費やす時間は週3時間
平日に投資を行うのはやめて、週末に3時間行う。ニュースチェックには、Yahoo! ファイナンス、証券会社のニュースサイトを使うといい。本書では野村証券の QUICK を紹介しています。
本書のバリュー投資法は使えそう
割安株を買って、普通の値段になったら売るという、本書で「バリュー投資法」と呼んでいる手法は、シンプル&機械的で初心者向けだと思いました。チャートを分析して売買するよりも、これくらいシンプルな方が上手くいくんじゃないかな。あとは、自分で善し悪しが分かるものに投資するとかね。
普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる! 週末の3時間株投資で、8年間負けなし。年率平均26%
- 作者: 四谷一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/03/11
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