アイデアを生み出す方法を片っ端から試したいと思い購入してみた。
本書は名前に大全と付いている通り、
古今東西、
アイデアを生み出す方法の大全集。
本書が紹介している発想法は、大きく2種類に分けられる。
第Ⅰ部の『0から1へ』と
第Ⅱ部『1から複数へ』。
そのうち、自分が今必要としているのは『0から1へ』の方なので、第Ⅰ部の方を特に重点的に読んだ。
今すぐにでも使えそうなのは、『バグリスト』。不愉快なこと、出会った嫌なことを新旧問わず片っ端から10分間書き出すこの方法は、自分に必要なものを作るアプローチに通じるものがあるな。
必要は発明の母。
自分が長く続けている習慣として、
思いついたアイデアのメモがある。
昔はノートや手帳だったのが今ではEvernote。
これなんかまさに『エジソンノート』。
ただ、ほとんど見返してないから、
定期的に見返す時間を設けないと意味ないか。
ブログの記事を書くときは、
思いついた単語や文を片っ端から入力し、あとで推敲している。
この記事もそう。
『ノンストップライティング』みたいなものだな。
著者は本書を「実用書であり人文書」と紹介していて、
発想法のノウハウだけでなく、
その底にある心理プロセスや、
方法が生まれた歴史あるいは思想的背景
にまで踏み込んで書かれている。
今まで読んだ自己啓発本とはかなり毛色が違って面食らったが、
リファレンスとして使えるので、
買って損はなかった。