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『3月のライオン(1)~(12)』を読んだ

BUMP OF CHICKEN が『ファイター』でタイアップして、『3月のライオン』のことを知った。 そして、『アンサー』で再びタイアップしたので、これをいい機会に 1巻から12巻までを Kindle でまとめ買いして読んだ。

読む前は失礼ながら、競技が違うけど『ヒカルの碁』みたいなマンガかなと思っていた。実際に読んでみると、まったく違った。将棋マンガではあるが、むしろ将棋を題材にした人間ドラマを描いたマンガに思えた。

主人公の桐山零は物語開始時点ですでに、中学でプロ入りした天才棋士という周りの評価。ただメンタルに難があり、そのせいで伸び悩んでいる状態。物語内で明かされていく彼の半生からすると、それも仕方ないことではある。 なので、将棋の技量的な成長よりも、人間的な成長に重きを置いて物語は進んでいく。

零の人間的な成長に深く関わってくるのが川本家。3姉妹と祖父だけというワケありの家族なのだが、皆まっすぐで、そしてすごく温かい。 子供がいる身としては、特にひなたやモモみたいに健やかに育って欲しいと、かなり思った。

最近の零は、ひなたに(心を?)救われてからというもの、その成長は目を見張るものがある。 このマンガに悪役ってほとんどいないんだけど、数少ない悪役・捨男(仮名)と舌戦を繰り広げる姿は頼もしい限りで、ここまでに成長するとは。

個人的なお気に入りは二階堂。 めっちゃ熱くていいヤツだった。 ライバルというより強敵とかいてトモと呼ぶタイプ。むしろ親友。 モモに並ぶ癒しキャラでもあると思ってる。 モモとのコンビは見ててホッコリする。

将棋の知識が無くても楽しめるマンガになっていた。 ヤングアニマルで連載中なので、連載の方も読んでみようかな。 ただ、ヤングアニマルはちと購入のハードルが高めの雑誌だ。 モーニングやアフタヌーンだったらなぁ。 13巻が待ち遠しい。