『エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢』読んだ

エンジニアである以上、シリコンバレーやサンフランシスコにある 大企業やスタートアップに憧れたことはあった。 どんなオフィスで、どんな仕事をして、どんな生活を送るのか、 今でも興味はある。 本書はそんな興味を満たしてくれた。

エンジニアの収入が高いとか、オフィスやオシャレだとか、 福利厚生がいいといった、メリットばかりが注目されがち。 だけど、当然デメリットはある。

企業の業績が悪ければレイオフがあるし、 パフォーマンスが悪ければファイアされる。 生活面でも、外国人として働くわけだから、文化や食事が合わない可能性もある。 ただ、シリコンバレーは外国人の割合が 50% 超えていて、 アメリカで最も外国人が働きやすい場所みたい。

本書でも述べてるけど、シリコンバレーが世界の最前線になった一番の要因は、 雇用の流動性が高いからだと思う。 起業に失敗しても他の企業に就職できるから、 次々と新しいスタートアップが生まれる。 優秀な人材は良い待遇の企業に転職していくので、 給料やオフィスや福利厚生を良くしないといけない。 転職でキャリアアップは当たり前。 流動性が高いゆえに大規模なレイオフもあるけど、 レイオフにあった場合もマイナス評価にはならないから再就職しやすい。

シリコンバレーみたいに、「雇用の流動性が高いことが良い」とは一概に言えない。 でも再チャレンジしやすい文化が良いのは間違いないね。