Webサービスやスマートフォンアプリにとって、 UX やコンテンツが「武器」だとしたら、 利用規約は「防具」となりうる存在。
本書は弁護士がスタートアップの視点に立って、 利用規約・プライバシーポリシー、特定商取引法に基づく表示 という代表的な3つの作り方について書いている。
「こんなサービス・機能を提供するなら利用規約にこういった内容が必要」 という風に、例を挙げて説明してあるので、なぜその内容が必要なのか理由が分かりやすい。 禁止事項が具体的でない、ペナルティがない、そもそも違法、といったダメな利用規約の例まで書いてある。
利用規約・プライバシーポリシー・特定商取引法に基づく表示の作成は、 弁護士に依頼するのが一番なんだけど、 少人数で開発運営しているスタートアップなんかだとそうもいかない。かも。 これら3つのテンプレートもついているから、自分たちで作ることになったとき助かりそうだ。
他のサービスのものを参考にするとしても、何が必要で何が不要か判断できないと、 サービスの実態に合っていないものが出来上がってしまう。 本書に書いてある知識は必要だな。
- 作者: 雨宮美季,片岡玄一,橋詰卓司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/05/07
- メディア: Kindle版
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