本書を一言で表すなら、日本版『金持ち父さん貧乏父さん』がふさわしい。
お金をためる方法は大きくわけて
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
の 3 つがあり、この中で確実なのは、支出を減らすこと。
本書で一番興味深かったのは、 社員が自分一人または家族だけの『マイクロ法人』を使った節税法。
例えば、サラリーマンは給与から所得税や住民税が天引きされるのに対し、 法人は売上から経費を引いた残りに税金がかかる。 この違いを利用し、家賃の一部などを経費にして税金を減らすテクニック。
ただ、最初のマイクロ法人を作るのが一番のハードルだ。 独立して業務委託するにしろ、起業するにしろ、 いきなり結構なリスクをとらないといけない。 本書の手法を実践して成功した人はどれくらい存在するんだろう。 家業を継いだりして、もとから自営業なら本書の方法は使えるだろうけど。 勉強にはなったが、自分の背中を押すまではいかなかったな。
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/10/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る