環境や開発者ごとに異なる設定を記述するのに dotenv が便利だった

Rails アプリ開発中、メール送信機能をテストするには GmailSMTP サーバーを使うのが手っ取り早い。

その際、ActionMailer の設定に Gmail のアカウントとパスワードを書く必要があるけど、 開発者ごとに違うし、そもそもアカウントとパスワードをソースコードに直接書きたくない。

そういった環境や開発者ごとに異なる情報を記述するために、 dotenv(dotenv-rails) を導入してみた。

Gemfile に

gem "dotenv-rails", groups: [:development, :test]

を追加して bundle install

プロジェクトのルートディレクトリに .env ファイルを作成し、環境変数にセットしたい情報を記述する。

GMAIL_ADDRESS="your-address@gmail.com"
GMAIL_PASSWORD="your-password"

すると、config/environment/development.rb の ActionMailer の設定が次のように書ける。

config.action_mailer.delivery_method = :smtp
config.action_mailer.raise_delivery_errors = true
config.action_mailer.smtp_settings = {
  enable_starttls_auto: true,
  address: "smtp.gmail.com",
  port: 587,
  domain: "smtp.gmail.com",
  authentication: "plain",
  user_name: ENV["GMAIL_ADDRESS"],
  password: ENV["GMAIL_PASSWORD"]
}

bin/rails server で開発サーバーを起動すれば、.env ファイルに書いた環境変数が自動で読み込まれて ENV にセットされる。

.env ファイルをリポジトリから除外するように .gitignore に追加しておけば、 Gmail のアカウントとパスワードをソースコードに記述せずに、 心置きなくメール送信をテストできる。