Objective-C で書いた iOS アプリを保守するために Xcode を強いられているんだ!
Xcode は補完が賢くて便利なんだけど、Vim のキーバインドが体に染み付いているせいで、 つい Vim の時と同じことをしようとしてしまう。
- 入力が終わったらつい Ctrl + [ でノーマルモードに戻ろうとしてしまう
- dd で一行削除しようとしてしまう
- A で行の終端から入力を開始しようとしてしまう
- :w でファイルを保存しようとしてしまう
などなど、挙げたらキリが無い。確実に開発パフォーマンスに影響している。 かといって、Xcode を捨てて Vim で Objective-C を書くのは、neocomplete.vim や neosnippet を使ったとしても苦行。
そんな Vimmer の救世主になるかもしれない『XVim』
XVim は Xcode で Vim のキーバインドが使えるようになるプラグインで、しかもオープンソース。
XVim をインストール
Github からソースコードをダウンロード。
git clone https://github.com/JugglerShu/XVim.git
Xcode で XVim のプロジェクトを開いて、Xcode5 のスキーマを編集。
Build Configuration を Release に変更してビルド実行。
ビルド成功後 Xcode を再起動すると XVim が有効になっている。
エディタ下部にステータスラインがあるのを確認できる。
Vim のチュートリアルに出てくるキーバインドはだいたい使える
だいたいであって、まだ完璧じゃない。実際に Vim のチュートリアルをコピペして試してみたけど、r で一文字置換するとき日本語入力できなかたり、R での置換が上手くいかなかったり、外部コマンドが使えなかったり。まぁ外部コマンドは仕方ない。
そうそう、テキストオブジェクトが使えたのは驚いた。スゴイ。
XVim は Vim をあまりカスタマイズせずに使っている人にオススメ
もともと自分は Vim をカスタマイズしないで使う派で、 使っているプラグインは管理用の neobundle を除けば、せいぜい neocomplete.vim と neosnippet と NERDTree くらい。
XVim で Vim のキーバインドが使えるようになったし、Xcode ならコード補完が強力だし、プロジェクトナビゲーターでファイル一覧も見れるから、今のところ十分。
Vim をカスタマイズしまくって自分色に染め上げている人は……Xcode + XVim じゃなくて Vim で何とかしちゃいそうな気がする。