zsh を使うために Cygwin を導入したので、App Engine の開発環境も Cygwin 上に構築することにしました。
簡単に構築できると思ってたら、結構苦労したので、作業内容をメモしておきます。
Python 2.5 と Mercurial をインストール
Cygwin の setup.exe を起動し、Python 2.5 と Mercurial のパッケージをインストールします。
Mercurial は Kay Framework のインストールに使います。
App Engine SDK for Python をインストール
AppEngine 公式サイトから Linux 用 SDK をダウンロードします。
ダウンロードが終わったら、/usr/local/gae に解凍。
Kay Framework をインストール
Mercurial を使って、Kay Framework をダウンロードします。AppEngine のインストールディレクトリ(今回の場合 /usr/local/gae)で、下のコマンドを実行。
hg clone https://kay-framework.googlecode.com/hg/ kay
Kay Framework プロジェクトサイトの Download ページにあるアーカイブは古いので、リポジトリから最新のソースコードを入手した方がいいです。
パスの設定
シェルに App Engine SDK と Kay Framework のパスを設定します。私は Cygwin のシェルを zsh にしているので、.zshrc に下記の設定を追加しました。
gaedir=/usr/local/gae if [ -d ${gaedir} ]; then kaydir=${gaedir}/kay export PATH=${PATH}:${gaedir}:${kaydir} export PYTHONPATH=${PYTHONPATH}:${gaedir}:${gaedir}/lib/antlr3:${gaedir}/lib/cacerts:${gaedir}/lib/django_0_96:${gaedir}/lib/django_1_2:${gaedir}/lib/fancy_urllib:${gaedir}/lib/graphy:${gaedir}/lib/ipaddr:${gaedir}/lib/simplejson:${gaedir}/lib/webob:${gaedir}/lib/yaml/lib fi
AppEngine が使うライブラリのパスも設定する必要があります。忘れやすいので注意!
あとはシェルで
dev_appserver --help
と
manage.py --help
のコマンドを実行できれば OK。
これで Cygwin でも App Engine アプリがバリバリ開発できます。