Silverlight と HTML5 の使い分け

ネタ元→「マイクロソフトが戦略変更。HTML5が唯一のクロスプラットフォーム、SilverlightはWindows Phone 7のプラットフォームに - Publickey
こんなニュースがあったので、今後 HTML5Silverlight をどう使い分けていくか、自分なりの方針を考えてみました。


まず、コンシューマ向けの Web サービスは HTML5 で開発した方がいいと思っています。多くのユーザーに使ってもらってナンボなので、それを考えると iPhoneiPad は無視できません。ぶっちゃけ、Web サービスの運営にはお金がかかるので、将来のマネタイズの可能性も考慮すると、多くの環境で動く HTML5 を選択するのが賢明です。


ただ、ニコニコ動画のプレーヤーみたいなものを HTML5 で実装するのはなかなか難しいと思うので、そういった部分で Silverlight を利用します。HTML5Silverlight が補うイメージです。


企業向けの Web サービスで、サーバー側が .NET なら Silverlight を選ぶかもしれません。例えば、基幹業務で使う Web サービスで、デスクトップアプリ並の操作性を求められた場合とか。今後増えそうなケースです。サーバー側も .NET なら、開発時に Visual Studio の支援をフルに受けられます。サーバー側が非 .NET の場合は、Silverlightデバッグが非常に面倒なので非推奨。


簡単にまとめると

  • 基本的に Web サービスは HTML5 で開発
  • HTML5 では難しい部分を Silverlight で補う
  • 企業向けで、かつサーバー側が.NETなら、Silverlight メインもあり

といったところでしょうか。