読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自然発生的な Web サービスのアイデア

misc

Google App EnginePython にだいぶ慣れてきて、「さぁ何か Web サービスを作ろう」と意気込んだものの、まったくアイデアが浮かばない。霧の中をさまよっている状態だ。


いや、まったくアイデアが浮かばないというのは語弊があるか。「良いアイデア」が全く浮かばない。思いついたアイデアの多くは、しょうもないネタサービスだったり、既に強力なライバルが存在していたりするものばかり。「せっかく作って公開するのだから、多くの人に使ってもらえる Web サービスを作りたい」、そんな欲のせいで方向を見失いつつあった。


そんなとき(というか今日だけど)、ポール・グレアムのエッセイの翻訳を読んで、霧が晴れた気がした。

人工的なアイデアよりも自然発生的なアイデアのほうが一般的にも望ましい。特に企業家が若いときはそうだ。人々の望みを予測するには経験が必要だ。Y Combinatorで私たちが見る最低のアイデアは、若い起業家が自分以外の誰かのために作るものだ。

はてなダイアリー

上手くいかないはずだ。自分は人々が望むものを予測できるほどの経験を積んでいない。


初心に戻ろう。

起業のアイデアを思いつく最高の方法は、次のように自分に問うことだ。「誰かが自分のためにしてくれるなら、何をしてほしい?」

はてなダイアリー

Ruby on Rails や Basecamp の開発で有名な 37signals も、書籍「小さなチーム、大きな仕事」で同じことを主張していた。

すごい製品やサービスを生み出す最も単純な方法は、あなたが使いたいものを作ることだ。
自分の知っているものをデザインするのなら、作っているものがいいかどうかすぐに判断がつ
く。僕たちに必要なものを作ったまでだ。

人々が欲しいと思われるであろう Web サービスではなく、自分が欲しいと思う Web サービスを作ろう。どんなにマーケティングに力を入れても、人々の望むものを完璧に把握するのは難しい。それに比べれば、自分が望むものを把握するのはまだ容易だ。それに、世の中には自分と同じ問題を抱えていて、それを誰かに解決して欲しいと思っている人は必ずいるはず。


必要は発明の母。


自分が欲しいと思う Web サービスがまだ世の中に存在していない場合は、迷わず作ろう。既に存在していても、自分が望むものと違うのなら、作ってみる価値はある。既に存在して、しかも自分の望みが全て満たされてしまう場合は、何か他のアイデアを考えた方がいいかもしれない。ただ、勉強のために車輪の再発明をするのはアリ。


さて、自分が欲しい Web サービスって何があるだろうか・・・。


小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)
ジェイソン フリード デイヴィッド・ハイネマイヤー ハンソン
早川書房
売り上げランキング: 637