アイデアは考えるな。

わらにもすがる思いで購入

Google App Engine を使って作る Web サービスのアイデアが全然思いつかないので、アイデアの出し方を勉強するために購入。

年に100以上の Web サービスをリリースしている『面白法人カヤック』が実践している方法なので、実績は証明済み。

気になった部分をすこし紹介

「量」があるからこそ「質」がある

すごいアイデアを出そうとすると、それがどれくらい効果があるか、実現可能かどうかなどが問われます。
たくさん出すのであれば、それがすごいアイデアかどうかなんて関係ありません。とにかく数を出すことが優先されるからです。
実は、アイデアをたくさん出そうとするからこそ、すごいアイデアが出てくるのだともいえます。

自分はこれまで質にこだわっていたな。量を出そうとは考えもしなかった…。このことに気付いただけでも、本書を購入した甲斐があったというもの。

乗っかることでヒットが生まれる

イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。

イデアのほとんどは既にあるアイデアの組み合わせ、というのはよく聞く話。ただ、その新しい組み合わせを見つけるのが難しい。そう思い込んでいた。組み合わせは突拍子の無いものでもよかったんだ。実現可能かどうかなんて考える必要も無い。

本書の後半では、アイデアの組み合わせ方に関するTipsも紹介されている。さっそく使わせてもらおう。

縛りがあると発想が面白くなる

制約条件がまったくなく、「何でも自由にアイデアを出していい」とすると、かえって混乱してうまくいかないと言われています。
クリエイティブな世界では、予算が決められ、時間が決められ、テーマが決められたほうが、いい作品ができるというのです。

「自由に決めていい」とか言われると、逆にどこから手をつけたらいいか分からなくなるのは、自分にも経験がある。制限があった方が発想が冴えるというのも経験がある。例えば、俳句とかTwitter。文字数制限があると、その中で上手な表現を探そうとする。これが不思議なことに、思いつくものだ。文字数制限がないと、だらだらとした内容になってしまっただろうな。この記事みたいにね。

まずは量から実践してみよう

本書の後半では、カヤック流のアイデアを生み出す方法がいくつか紹介されているので、試してみよう。アイデアを考えるときは、質ではなく量を重視するように、意識を切り替えなければ。本書を読んだことで、なんだかアイデアを生み出せそうな気がしてきた。

Twitterに関するアプリのアイデアを10個考えてみるか。

アイデアは考えるな。

アイデアは考えるな。