会社の先輩に以前薦められた本を、ようやくちゃんと読みました
今のところ、私の中で勉強本の決定版です。
勉強の進め方、暗記の仕方、さらには読書法まで紹介されていました。
本書の内容で、私が特に重要と思った点を紹介します
締切を設定して集中力を上げる
締切を設定すれば、一日あたり、一週間あたり、一ヶ月あたりの目標が明確になります。目標が明確になることで、集中力が生まれます。目標を立てる場合、一ヶ月→一週間→一日という風に、段々と細かく、具体的にしていくのがポイント。
最小公倍数的勉強法
問題集を一冊決めて、それを機械的に淡々と繰り返し解き続ける方法です。テキストは必要なところだけ目を通します。これは、以前話題になった「遅延学習法」の考え方と同じですね。
問題集の簡単五回反復法
問題集を五回くりかえし解く具体的な方法は、次のように紹介されています。
- 1回目
- 問題集から解答を切り離し、解答を見ながら最後まで解く
- 分からなくても先に進む
- 2回目
- 消しゴムで1回目の解答を消してから始める
- 1回目同様、最後までやる
- 今度は、分からなかったらテキストで調べる
- 3回目
- なるべく解答を見ずに問題を解く
- 分からない問題には□印を付ける
- 分からない問題はすぐ解答を見てもいい
- 少し丁寧に、「どう間違ったのか」「何が分からなかったのか」を確認する
- 4回目
- □印の付いた問題を中心に解いていく
- できた問題は□印を半分塗りつぶす
- できなかった問題はテキストなどで再確認し、□印はそのまま
- 5回目
- □印の問題と、□印が半分塗りつぶされている問題を中心に解いていく
5回も繰り返せば、正答率も7〜8割には達するでしょうね。特にマークシートの問題で威力を発揮しそうです。情報処理技術者試験にぴったり。
試験に合格するための勉強法としては最良かも
前述した通り、本書が紹介する勉強法は「遅延学習法」と同じような方法です。資格試験のような、答えが既に分かっている問題に対する勉強法として、とても効率的。逆に、答えがまだ分かっていない、研究のような分野での適用は難しいですが。
試験合格を目指す人にお薦めの一冊。
- 作者: 椋木修三
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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