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お金は銀行に預けるな

book

はじめに

勝間和代さんの書いた金融入門書。ようやく読みました。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

本書は次のような構成になっています。

  • 第1章 金融リテラシーの必要性
  • 第2章 金融商品別の視点
  • 第3章 実践
  • 第4章 金融を通じた社会責任の遂行

第1章は金融リテラシーの説明。個人的には第1章が一番重要だと思っています。
第2章は金融商品の説明、第3章は実践。この2つは実際に資産運用を始める際のリファレンスになりますね。
第4章は身につけた金融リテラシーをどう社会に生かすか。話のスケールが大きいです。難しい。

本書のポイント

私が、本書で気になった点をまとめます。

金融リテラシーとは?

金融リテラシーとは、金融に関する情報や知識を単に学ぶだけではなく、そこで与えられたものを批判的に見ながら自己の金融に対する学習を経験として重ねていくことで、金融の情報や知識を主体的に読み解くことができるようになることを指します。

P.18

情報や知識は活用できないと意味がないわけで。お金に関する知識も同様。金融リテラシーを身に付け、情報や知識を得て、自分の資産を運用できるようにならなければいけませんね。

日本人はリスク資産を敬遠気味?

日本では現金・預金、次いで保険・年金などの"安全資産"の保有率が高く、これらに比べて株式や投資信託、債権など"リスク資産"の保有率が極端に少ない

P.19

これは実感しています。私の周りにも、株式などのリスク資産に対して否定的な意見を持つ人が多いです。本書にあるように、リスクをちゃんと管理できれば大丈夫なのに。今は市場が安定していないので、さすがに様子見しますけど。

金融リテラシーの能力
  • 金融の役割について、直観的に理解できる力
  • 金融の基本的な理論、特にリスクとリターンの関係を理解する力
  • 個別の金融商品について、情報を正しく入手する力
  • 入手した情報の中から、コストを見抜く力
  • 入手した情報の中から、リスクを見抜く力
  • 入手した情報の中から、期待リータンを計算する力
  • 上記を組み合わせて、自分に合った資産ポートフォリオを作る力

P.34

「見抜く力」が重要。こればかりは実践で身につけるしかないと、個人的には思います。時には痛い目を見るかもしれませんが…。

金融リテラシーはなぜ低い?
  1. 学校教育及び家庭内教育で金融リテラシーが軽視されてきた
  2. 社会人になると長時間労働で忙しく、金融リテラシーを磨く暇がない

P.36

確かに、学校では教えていませんでしたね。今も同じなんでしょう。お金に関する知識を持たずに社会に出るって、よく考えると恐ろしいことです。

金融リテラシーの基本原則

金融で儲けるためには、労働で儲けるのと同じくらい、あるいはそれ以上の勉強と努力が必要

巷にあふれている「FX で○○円稼ぐ」といった本を買って、それを実践しても、ほとんどの人は上手くいかないですよね。楽して稼ぐ話なんて、そうそう無いわけで。
学生時代、その手の話に飛びいた何人かの知人は痛い目を見たそうです。お金の知識が身についていないから、そういった悲劇は起きるんでしょうね。

感想

学校がお金に関して教えてくれない事は問題です。国が当てにならなくなっているので、自分の資産は自分で守り、増やすしかありません。搾取されるのは、誰でもいやですよね。
本書は、金融リテラシーの入門から実践まで、1冊でまかなうことができます。文章は難しめですが、繰返し読めば頭に入ってきます。何度読んでもためになるかと。
今はまだ市場が安定していないので、株式には手を出しませんが、国債は考えてもいいかな、と思いました。
お金の知識は必要です。今からでも遅くはありません。