あなたが変わる「話し上手」の法則

はじめに

「あなたが変わる「話し上手」の法則」を読みました。この本は現在受けているコーチングの先生に薦められた本です。喋りは得意ではないので、本書で基本を勉強。

あなたが変わる「話し上手」の法則

あなたが変わる「話し上手」の法則

本書のポイント

本書のポイントだと感じた部分を抜粋。

  • 誰もが抱える「話し方」の悩み
    • 緊張して頭が真っ白になる
    • 話が脱線してばかり
    • 最初から細かいことを話してしまう
    • 結論を後回しにしてしまう
    • 聞き手の立場を忘れてしまう
  • 「自分が聞き手になったら?」の視点が重要
  • 話し方を変える2つのポイント
    • 何を話すのか?
      • 「聞き手が興味・関心を示してくれることは何か」をあぶりだす
    • どのように話すのか?
      • 伝えたい内容を、どのような順番で話すのか
  • タイトルの極意は三つ
    • 伝えたい内容をハッキリ簡潔に表現したタイトルにする
    • 「早く聞いてみたい!」という気持ちにさせるタイトルにする
    • 「聞き手にとってのメリット」を入れ込んだタイトルにする
  • 話の順序はトップダウン
    • 細部を後回しにして、全体像や重要なことを先に話す
  • PR法
    • ポイント・意見(結論)を話す
    • 次に理由を話す
  • PREP法
    • ポイント・意見を話す
    • 理由を話す
    • 具体例を話す
    • 最後にもう一度ポイント・意見を話す
  • SDS法
    • 聞き手に、これから何を話すかを要約して話す
    • 本論を実際に詳しく話す
    • 最後にもう一度何を話したのかをまとめる
  • 物語法
    • 今まではどういった事例・流れ・背景があったのかを話す[過去]
    • その結果、現状はどうなっているのかを話す[現在]
    • その現状に対して、何を提案するのかを話す[提案]
    • その提案が実現したら、どのような明るい未来が訪れるのかを話す[未来]
  • 表現に磨きをかける三つのポイント
    • 表現の引き出しをたくさん用意する
      • 比喩を巧みに使いこなす
      • 数値やデータを示して、聞き手を納得させる
      • 引用を上手く使うと、話に説得力が生まれる
      • 「たとえば・・・です」といった具体例を使う
      • 自分の体験談を話すとリアリティと説得力が増す
      • 上手にエピソードを使う
    • 自分の声を100%有効活用する
      • 話が上手な人の「マネ」をする
    • ボディーランゲージで聞き手の心をつかむ
      • 身振り手振りは大きめに

感想

本書では多くの人が陥る失敗の原因、それを克服するための心構え、そして実際に話をするときの参考になる「型」が紹介されています。話すことに苦手意識を持っている人(私も含め)は、まずは本書で紹介されている型を身に付けてから、自分なりの個性を出していくのがいいでしょう。

上手に話すには訓練が必要です。でも、話し方って学校では大抵教えてくれませんよね。私は教わりませんでした。知識だけじゃなくて、話法や勉強法とかも教えていいと思うんですけどね。「正解」が1つじゃないから、教科書は作りにくいですけど。