効率が10倍アップする新・知的生産術

勝間氏の新刊「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」も出たので、購入前に復習のつもりで読み返しました。

本書は仕事術よりも、情報のインプットとアウトプットに比重が置かれた内容になっています。そしてインプットとアウトプットの両方で、IT をフル活用しています。

私が思うに、本書のポイントは IT を駆使して集めた情報の中から「1%の本質を見極める」技術です。私たちは普段から GoogleRSS リーダーなどを使って多くの情報を集めていますが、それら全てが重要な情報とは限りません。むしろ重要な情報はほんの一握りのはずです。

集めた多くの情報、本書で言うところの「情報の洪水」から、一握りの重要な情報を汲み取る技術として

  • フレームワーク力」をつける
  • 「ディープスマート力」で経験値を重ねる
  • 「失敗力」をつける
  • 「ベスト・プラクティス」の共有で学びを分けてもらう
  • 自分の価値を出せないところはバッサリ捨てる
  • 本代をケチらず良書を読む

の6つが紹介されています。これらの内容を書くのはネタバレになりそうので、自分の目で確認してください。

IT を駆使したハックに注目しがちですが、IT はあくまで手段であって、目的ではありません。「1%の本質を見極める」力を身につけ、情報の洪水で溺れないようにしなければいけませんね。